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転職は何社受ける?平均8.8社と31.9社に差が出る理由

転職は何社受ける?平均8.8社と31.9社に差が出る理由

この記事では、転職で受ける会社数の目安を、マイナビ・doda・リクルートエージェントの調査データをもとに整理します。平均が8.8社から31.9社まで割れる理由と、通過率から応募社数を逆算する方法、在職中に同時進行できる数も解説します。

転職で何社受ける?調査ごとに平均が違う理由

転職で受ける会社数の目安を調べると、10社前後とする情報もあれば、30社以上とする情報もあり、どれを基準にすればよいか迷います。数字が割れているのは、調べた対象が違うためです。

調査対象応募社数のデータ
マイナビ「転職動向調査2024年版(2023年実績)」転職者への調査(2023年12月)平均応募社数8.8件、平均面接3.6件
doda(2025年4月〜2026年3月)dodaエージェントサービスで内定を得た人平均31.9社。2社以上が94.9%、11社以上が66.4%
リクルートエージェント(2023年7〜12月)利用して転職が決まった人11〜30件が35.4%で最多。10件以下は19.2%、31〜50件は18.6%

8.8社と31.9社が並ぶ理由

マイナビは転職者全体へのアンケート、dodaとリクルートエージェントは転職支援サービスを使って内定・転職を決めた人の実績データです。エージェント経由は紹介を受けて応募する機会が多く、応募数が膨らみやすい面があると考えられます。

リクルートエージェントの分布を見ると、10件以下は19.2%で、残りの約8割は11件以上です。91件以上応募した人も11.5%います。11社以上応募して内定を得た人が多数派という事実から、応募が10社を超えても特別なことではないとわかります。

平均値は「受けた数」であり「受けるべき数」ではない

平均は、内定が出るまでに応募した数の記録にすぎません。書類が通りやすい人は少ない応募で決まり、通りにくい人は多くなります。自分に必要な社数は、平均ではなく自分の通過率から決まります。

転職の応募社数は通過率から逆算できる

内定1社に必要な応募数は、各選考の通過率を掛け合わせると見えてきます。目安として、書類選考は3分の1前後、面接はそこからさらに2分の1程度とマイナビは紹介しています。

  • 書類選考の通過率:30%
  • 一次面接の通過率:50%
  • 最終面接の通過率:50%

この条件で計算すると、内定が出る確率は0.3×0.5×0.5=7.5%です。内定1社に必要な応募数は約13社になります。応募数ごとの見込みは次の表のとおりです。

応募数書類通過一次面接通過内定の見込み
10社3.0社1.5社0.75社
15社4.5社2.3社1.1社
20社6.0社3.0社1.5社
30社9.0社4.5社2.3社

10社では、計算上は内定が1社に届きません。dodaも書類通過率と一次面接通過率から「27社応募で面接5社、内定1社」と試算しています。二次面接を設ける企業が多ければ、必要な応募数はさらに増えます。

通過率は職種・経験・年齢で大きく変わるため、上の数字はあくまで計算例です。自分の応募結果を数えて、通過率を当てはめ直してください。

転職の応募社数を増やすべき人・絞るべき人

状況方針理由
未経験の業界・職種に挑戦する増やす経験者と比べて書類の通過率が下がりやすいため
短期間で転職を終えたい増やす選考を並行して進めないと期間が延びるため
書類選考がなかなか通らない増やす前に書類を見直す通過率が低いまま数だけ増やしても、同じ結果が積み上がるため
同業界・同職種で、希望条件が明確絞る応募先の候補自体が少なく、1社ごとの対策に時間をかけられるため
在職中で転職活動の時間が取れない絞る面接日程の調整と準備が追いつかなくなるため

施工管理などの現場職から別の業界へ移る場合は、未経験扱いになりやすく、応募が多くなる傾向があります。転職先の候補から整理したい方は、次の記事も参考になります。

施工管理の転職先はどこがいい?後悔しない選び方と年収の実態 非公開: 施工管理の転職先はどこがいい?後悔しない選び方と年収の実態

何社受けても受からないとき、数を増やす前に見直す3点

10社続けて書類が通らないと、受ける数が足りないのだと焦りが出ます。ただ、この段階で多くの人がやってしまうのは、原因を特定しないまま同じ書類で11社目に進むことです。数を増やすほど、同じ原因で落ちる回数も増えます。

落ちた段階を数えると原因が絞れる

落ちる段階疑うポイント最初の対応
書類選考応募先の求める経験とのミスマッチ、職務経歴書の中身応募条件を読み直し、実績を数字で書き直す
一次面接志望動機や自己PRが曖昧で、応募先ごとに書き分けられていない企業ごとに回答を作り直す
最終面接入社意欲の伝わり方、条件面のすり合わせ逆質問と希望条件を整理する

書類選考で落ち続けているなら、受ける数ではなく書類を直す段階です。職務経歴書の出し方に迷う求人については職務経歴書を出す・出さないの判断基準が参考になります。

どの段階で落ちているかは、応募ごとの結果を一覧にすると見えてきます。1件ずつの結果ではなく、10件分の傾向で判断してください。

ここまで読んで、自分の書類のどこに原因があるのか見えないままなら、第三者に見てもらう方法があります。転職エージェントでは、職務経歴書の添削と応募先の選び直しを無料で相談できます。

在職中は何社まで同時に進められる?

応募した総数と、同時に選考が進んでいる数は別です。同時進行の数には、次のような目安が示されています。

  • マイナビ転職エージェント:在職中の同時応募は2〜3社が目安
  • 転職コラムの一例:選考中の企業を3〜5社に保つのが理想
  • 応募が10社未満だと面接に進める企業が数社に限られ、比較検討しにくいという指摘もあります

在職中は平日の面接時間が限られます。面接が1社あたり2回以上になることもあるため、同時進行は2〜5社に収め、書類が通らなかった分だけ新しく応募するという進め方が現実的です。

同時進行で崩れやすい3点

  • 内定のタイミングがずれる:選考の早い企業から先に内定が出て、第一志望の結果が出る前に回答を迫られることがあります
  • 準備の質が落ちる:応募数を増やしすぎると、企業研究が浅くなり通過率が下がります
  • 書類の取り違え:志望動機に他社の社名が残るなどの失敗が起こりやすくなります

書類の持参や取り違えを防ぐ準備は、転職の面接で履歴書を持参するときの準備にまとめられています。

管理表に残す5項目

  • 企業名
  • 応募日
  • 現在の選考段階
  • 次回の面接日程
  • 内定が出た場合の回答期限

特に回答期限は、複数社から内定が出たときの判断材料になります。管理表がないと、期限の近い企業に引きずられて決めてしまうことになりかねません。

応募先の優先順位や、いまの通過率で何社を目安にすべきかは、第三者の視点が入ると決めやすくなります。応募社数の設計から相談したい場合は、次のボタンから利用できます。

まとめ

転職で受ける会社数のまとめ

  • 調査によって平均は8.8社から31.9社まで割れるが、対象が違うだけで、どれも誤りではない
  • 内定1社に必要な応募数は、通過率から逆算すると約13社(書類30%・面接50%×2回の場合)
  • 未経験職種や短期決着を狙うなら増やし、同業界で条件が明確なら絞る
  • 受からないときは数を増やす前に、書類・一次面接・最終面接のどこで落ちているかを数える
  • 在職中の同時進行は2〜5社が目安

受ける数は平均で決めず、自分の通過率と落ちる段階を見て調整してください。

転職で受ける会社数に関するよくある質問

応募社数が多いと、企業に知られて不利になりますか?

他社への応募状況は、通常は応募先に伝わりません。面接で選考状況を聞かれることはありますが、他社を受けていること自体が理由で不利になることはあまりありません。

1社ずつ応募する進め方でも問題ありませんか?

問題ありません。マイナビも、応募数に制限はなく、急ぎでなければ1社ずつ検討する方法もあるとしています。ただし不採用になるたびに活動がやり直しとなり、期間が延びやすい点は押さえておく必要があります。

複数社から内定が出た場合はどうすればよいですか?

各社の回答期限を確認し、期限内に比較して決めます。第一志望の結果がまだ出ていない場合は、企業によって期限の延長に応じてもらえることがあるため、早めに採用担当者へ相談してください。

転職活動にかかる期間の目安はどれくらいですか?

マイナビは3ヵ月程度を目安としています。同調査では、応募から内定通知までの期間が2週間から2ヵ月未満の人が5割を超えています。