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転職は何月がいい?求人倍率の月別推移でわかる時期の選び方

転職は何月がいい?求人倍率の月別推移でわかる時期の選び方

この記事では、転職は何月がいいのかを、doda転職求人倍率の月別データをもとに整理します。求人が増える月と、求職者に有利な月は別です。ボーナスや退職日から逆算した時期の決め方も解説します。

転職は何月がいい?結論と月別の目安

求人数が増えやすいのは、年度末の2〜3月と、下半期に向けた8〜9月です。ただ、求人が多い月は、動き出す人も多い月でもあります。求人の数だけで月を決めると、思ったほど有利にならないことがあります。

そこで、求人数を転職希望者数で割った「転職求人倍率」で、月ごとの違いを見てみます。数字が大きいほど、求職者1人あたりの求人が多い月です。

月2024年度2025年度2026年度
4月2.66倍2.36倍2.38倍
5月2.57倍2.28倍2.44倍
6月2.60倍2.33倍2.55倍
7月2.74倍2.42倍2.71倍
8月2.83倍2.42倍2.86倍
9月2.86倍2.43倍–
10月2.75倍2.50倍–
11月2.82倍2.70倍–
12月3.15倍2.96倍–
1月2.74倍2.57倍–
2月2.46倍2.40倍–
3月2.51倍2.39倍–

出典:doda 転職求人倍率レポート。各年度の1〜3月は翌年の暦月です。2026年度は2026年8月分まで公表されています。

2024年度と2025年度のどちらも、倍率が最も高いのは12月、低いのは4〜6月前後でした。つまり「どの月が絶対にいい」と言い切れるものではなく、何を優先するかで答えが変わります。

  • 選べる求人の数を優先する:2〜3月、8〜9月
  • 競争の少なさを優先する:11〜12月
  • ボーナスを受け取ってから動く:夏なら7〜8月、冬なら12月以降

求人が増える時期は2〜3月と8〜9月

転職エージェント各社の解説では、求人が増える時期として2〜3月と8〜9月が挙げられています。理由として多く挙げられているのは、次の2点です。

  • 2〜3月:4月の新年度に向けて、年度末の退職者の補充や体制強化で募集が増える
  • 8〜9月:夏のボーナス後の退職者を補う募集に加え、10月からの下半期に向けて採用が動く

一方で、前の表のとおり、2〜3月の倍率は年間で見ると低めです。求人が増える時期は転職を考える人も増えるため、応募が集中して選考が長引くことがあります。書類や面接の準備が間に合わないまま春を迎えると、焦って決めてしまう原因になります。

求人数が多い時期に動くなら、2月や8月に入る前に、応募書類と転職の軸を固めておくことが前提になります。

求人倍率で見ると有利なのは12月前後

dodaのデータでは、12月の倍率が2024年度に3.15倍、2025年度に2.96倍と、いずれも年度内の最高値でした。2025年12月のレポートでは、求人数は前月比2.6%増、転職希望者数は前月比6.4%減です。求人は減らず、探す人が減るため、倍率が上がっています。

年内の転職を終えた人が増え、新年度入社を狙う人はまだ動き出していない時期にあたるためと考えられます。競合が少ない分、落ち着いて選考を受けやすい傾向があります。

ただし、年末年始は企業も休みに入るため、面接日程の調整に時間がかかり、内定が1月以降になるケースもあります。12月に応募するなら、入社は2〜4月を想定しておくと現実的です。

ここまでの話に当てはまらず、「結局いつ動けばいいのか」で手が止まっている方もいるはずです。その場合は、時期より先に自分の条件を整理するほうが早く進みます。

ボーナスと退職日から逆算して入社月を決める

求人が多い月を見つけても、現職の退職日が合わなければ応募の時期はずれます。入社したい月から逆算して、退職日と応募時期を決めます。

賞与の支給日に在籍しているかを確認する

賞与は、支給日に在籍していることが条件の会社が多くあります。夏は6〜7月、冬は12月に支給されるケースが一般的ですが、会社によって異なります。退職日を決める前に、就業規則や賞与規程で支給日と支給条件を確認してください。

転職先では、入社直後の賞与が満額にならない、または支給対象外になる会社もあります。内定時に、初年度の賞与の扱いを聞いておくと比較しやすくなります。

退職の申し出は入社の1〜2か月前

法律上は、期間の定めのない雇用であれば、退職の申し入れから2週間で契約を終了できます。ただ、就業規則で「1か月前までに申し出ること」などと定めている会社が多く、引き継ぎにも時間がかかります。

  • 内定が出てから退職を伝えるまでに、就業規則の申し出期限を確認する
  • 引き継ぎに必要な期間を、上司と相談して見積もる
  • 有給休暇の残日数を数え、退職日と入社日の間に空白ができるか確認する

辞めてから探す場合は失業給付も確認する

自己都合で退職した場合、失業給付の給付制限期間は2025年4月以降、原則として2か月から1か月に短縮されました。ただし、過去5年以内に自己都合退職での受給が2回以上ある場合などは、3か月になります。給付が始まるまでの生活費を見込んで、貯蓄と照らして判断してください。詳しい条件はハローワークで確認できます。

退職日や入社時期の調整は、本人からは言い出しにくいものです。転職エージェントに相談すれば、入社時期の希望を企業側に伝えてもらえます。建設・設備系の職種で探すなら、転職サイト・転職エージェントの比較記事も参考になります。

非公開: 【2026年版】電気工事士のおすすめ転職サイト・転職エージェント10選!| 電気主任技術者にもおすすめ!

状況別・ベストな転職時期の選び方

「何月がいいか」は、読者の状況によって答えが変わります。代表的な4つの状況で整理しました。

状況狙いやすい時期理由
ボーナスを受け取ってから辞めたい夏賞与後の7〜9月、冬賞与後の12月以降支給日に在籍し、そのまま次の募集が増える時期に動ける
求人の選択肢を広げたい2〜3月、8〜9月求人が増える時期で、比較できる企業数が多い
競争を避けて落ち着いて選考を受けたい11〜12月倍率が高く、求職者が少ない
今の職場を早く離れたい時期を待たずに今すぐ月による差より、先延ばしによる消耗のほうが大きい

最後の「今すぐ」に当てはまる方は特に、最適な月を待って動けなくなることが一番の損失です。年間の倍率の最大差は約0.7ポイントで、どの月も2倍を超えています。応募を始めること自体を遅らせる理由にはなりません。

10月から動く場合の逆算スケジュール

この記事を読んでいる10月に動き出すなら、目標の入社月によって2つのルートがあります。転職活動は、求人探しから入社まで3〜6か月かかるとされています。

入社の目標10月11〜12月1〜3月
年内〜12月入社応募開始・面接内定・退職交渉・引き継ぎ–
冬のボーナス後(1〜2月入社)書類準備・情報収集賞与支給を待ちつつ応募・面接内定・退職交渉・入社
4月入社(新年度)書類準備・自己分析応募を始める(競争が少ない)面接・内定・退職交渉・引き継ぎ

特に4月入社を狙う場合、11〜12月に応募を始めておくと、2〜3月の応募集中を避けられます。冬のボーナスを受け取ってから退職を伝えれば、収入面の損も出ません。

10月から動くなら、まず応募書類を整えます。職務経歴書の書き方は職務経歴書の順番を解説した記事も参考になります。

時期より先に決めておきたいこと

月を選ぶ前に、次の3点が決まっていないと、どの時期に動いても応募が進みません。

  • 転職したい理由:給与、残業、人間関係、将来性のどれが一番大きいか
  • 譲れない条件:年収の下限、勤務地、休日数など、これだけは外せないもの
  • 現職でいつまで働けるか:引き継ぎ、繁忙期、賞与支給日

この3つが言葉になっていれば、応募先の絞り込みも面接での説明も早くなります。逆に、時期だけ決めて動き出すと、条件が定まらず応募先が増えるだけになりがちです。

自分だけで整理しにくい場合は、第三者に話して条件を言葉にしてもらう方法もあります。

まとめ

転職の時期の決め方

  • 求人数が増えるのは2〜3月と8〜9月。ただし応募も集中する
  • dodaの月別倍率では、12月が最も高く、4〜6月前後が低い(2024・2025年度)
  • 賞与の支給日と退職の申し出期限から、入社月を逆算して決める
  • 10月から動くなら、11〜12月に応募を始めて4月入社を狙うルートがある

最適な月を探すより、条件を整理して応募を始めたほうが、結果的に早く決まります。

転職の時期に関するよくある質問

転職は何月が一番いいですか?

求人数の多さなら2〜3月と8〜9月、競争の少なさならdodaの月別倍率が最も高い12月前後が目安です。ボーナスの支給日や退職の申し出期限によっても最適な月は変わるため、入社したい月から逆算して決めることをおすすめします。

ボーナスをもらってから転職したほうがいいですか?

賞与は支給日に在籍していることが条件の会社が多いため、受け取ってから退職するほうが収入面では有利です。ただし、支給日や条件は会社ごとに異なります。就業規則や賞与規程で確認してください。

転職活動はどのくらいの期間がかかりますか?

求人探しから入社まで3〜6か月程度かかるとされています。応募書類の準備、面接、退職の申し出から引き継ぎまでを含めた目安です。希望の入社月が決まっているなら、その3〜6か月前から動き始めると余裕が持てます。

12月や年末年始に転職活動をしても大丈夫ですか?

問題ありません。dodaのデータでは12月は転職求人倍率が高く、求職者が少ない時期です。ただし、年末年始は面接日程が組みにくく、内定が1月以降になることもあります。入社は2〜4月を想定して動くと現実的です。

仕事を辞めてから転職活動をしてもいいですか?

可能です。ただし、自己都合退職では失業給付が始まるまでに、原則として待期期間に加えて1か月の給付制限があります(2025年4月以降)。生活費を数か月分見込んだうえで判断してください。