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転職回数多い人は何回から?採用側の見方と通過のコツ5つ

転職回数多い人は何回から?採用側の見方と通過のコツ5つ

この記事では、転職回数が多いと言われる目安と、採用担当者が回数のどこを見ているかを調査データで整理します。あわせて、職務経歴書と面接で不利を最小限にする伝え方、転職回数が多い人が進めやすい相談先も解説します。

転職回数が多いと言われるのは何回から?年代別の目安

転職回数の多さに、法律や公的機関が定めた基準はありません。企業の人事担当者のコメントを見ると、20代で3回、30代で3〜5回あたりから「多い」と感じるという声が目立ちます。

企業(人事担当者のコメント)20代30代
GMOインターネット3回5回以上
日本マクドナルド3回3〜4回

出典:マイナビ転職「転職回数が多い人の転職」掲載の人事担当者インタビュー

数え方は「正社員として在籍した会社の数から1を引いた数」が一般的です。3社に勤めていれば転職回数は2回になります。契約社員や派遣を含めるかどうかは企業ごとに扱いが異なるため、応募先の考え方は面接や求人票で確認するのが確実です。

  • 3社に在籍:転職2回
  • 4社に在籍:転職3回
  • 5社に在籍:転職4回

数字だけを見ると身構えてしまいますが、ここで挙げた回数はあくまで一部の企業の感覚です。次の章で、実際に転職を重ねている人がどれくらいいるのかを見てみます。

転職回数が多い人は少数派ではない|年代別の割合

「自分だけが何度も辞めている」と感じている人は少なくありません。ただ、調査では年代が上がるほど転職経験者の割合が増え、40代では3人に1人が転職3回以上という結果が出ています。

年代転職経験なし転職3回以上
20代62.3%—
30代44.5%18.8%
40代34.4%33.5%
50代31.7%40.0%

出典:リクルートエージェント掲載の調査(Indeed Recruit Partners実施・2024年・20〜50代の正社員18,022人)。20代の3回以上は掲載がないため「—」としています。

40代・50代では、3回以上の転職経験者が珍しくない水準です。回数の多さだけで「選考に残れない人」と決まるわけではないことが、母集団の数字からも読み取れます。

採用担当者は転職回数のどこを見ているのか

同じ調査では、採用担当者の37.0%が「転職回数は気にならない」と回答しています。一方、気になる担当者が回数を意識し始める分岐点は「3回」が最多でした。

気になり始める回数回答割合
3回23.9%
4回13.1%
5回8.9%
6回以上2.1%

出典:リクルートエージェント掲載の調査(採用担当者向けアンケート・Indeed Recruit Partners実施)

回数を気にする担当者も、数字そのものを見ているわけではありません。人事担当者のコメントでは「退職理由を説明できればマイナス評価にならない」「大切なのは明確な目的意識」といった声が挙がっています。書類と面接で確認されているのは、主に次の3点です。

  • 定着性:採用してもすぐ辞めてしまわないか
  • 一貫性:転職の理由とキャリアに、つながる軸があるか
  • 再現性:各社で何を身につけ、この会社で何を出せるか

多くの人がここで落とし穴にはまります。1社ずつの退職理由は本当に正当なのに、並べて話すと「環境が合わなければ辞める人」に見えてしまうのです。回数を減らすことはできませんが、並べたときの見え方は変えられます。

採用側の視点を詳しく知りたい場合は、あわせて[転職繰り返す人は不利?採用側が見る3つの点と立て直し方](https://jobree.co.jp/tips/%e8%bb%a2%e8%81%b7%e7%b9%b0%e3%82%8a%e8%bf%94%e3%81%99%e4%ba%ba)も参考にしてください。

転職繰り返す人は不利?採用側が見る3つの点と立て直し方 転職繰り返す人は不利?採用側が見る3つの点と立て直し方

転職回数が多い人の職務経歴書|書類で見せ方を変える3つの工夫

書類選考で最初に見られるのは、職歴欄に並ぶ会社の数です。ここで印象を左右するのは回数ではなく、経歴をどの順番と分量で見せるかです。

工夫1:職種・分野ごとにまとめるキャリア式にする

会社ごとに時系列で並べると、経歴が長くなり、強みが細切れになります。応募先で活かせる経験を職種や分野ごとにまとめる「キャリア式」なら、複数社で積み上げた経験を1つの強みとして読んでもらえます。

並べ方の3パターンと選び分けの基準は、[職務経歴書の順番の解説](https://rirekisho.jobree.co.jp/how/%e8%81%b7%e5%8b%99%e7%b5%8c%e6%ad%b4%e6%9b%b8-%e9%a0%86%e7%95%aa/)で整理しています。ただし、キャリア式でも各社の在籍年月は必ず併記してください。期間を省くと、空白期間を隠していると受け取られます。

工夫2:応募先に近い会社へ行数を集中させる

全社を同じ分量で書くと、アピールしたい経験が埋もれます。応募先と関わりの薄い会社は社名・在籍期間・職種を簡潔に書き、近い経験を持つ会社に実績を集中させます。職歴そのものを意図的に省くことは避けてください。

工夫3:職務要約の冒頭に一貫した軸を一文で置く

職務要約は、採用担当者が最初に読む部分です。ここに転職を貫く軸を書いておくと、その後の職歴が「軸に沿った経験」として読まれます。

  • 例:営業職として3社で計8年、一貫して新規開拓を担当。直近の会社では年間48件の契約を獲得
  • 例:現場管理を軸に4社で経験を積み、工事規模を段階的に拡大してきました

職務経歴書の書き方を具体例で確認したい方は、[職務経歴書 転職多い人の書き方](https://jobree.co.jp/tips/%e8%81%b7%e5%8b%99%e7%b5%8c%e6%ad%b4%e6%9b%b8-%e8%bb%a2%e8%81%b7%e5%a4%9a%e3%81%84-%e6%9b%b8%e3%81%8d%e6%96%b9)をご覧ください。

職務経歴書 転職多い人の書き方|書類で落ちない5つの工夫 職務経歴書 転職多い人の書き方|書類で落ちない5つの工夫

ここまで読んで手が止まっているなら、書類を送る前に第三者へ見せるのが近道です。自分では「言い訳」に見える箇所が、採用側にはどう映るかを事前に確認できます。

面接で転職理由を聞かれたときの伝え方

面接官は、全社分の退職理由を一度に聞きたいわけではありません。聞いているのは「次の会社では同じ理由で辞めないか」という点です。

退職理由は「不満」から「実現したいこと」へ言い換える

本音の退職理由伝え方の例
人間関係が合わなかったチームで成果を共有できる環境で、役割を広げたいと考えました
給与が上がらなかった成果が評価に反映される環境で、より高い目標に挑戦したいと考えました
残業が多かった限られた時間で成果を出す働き方を身につけ、専門性を深めたいと考えました

言い換えは嘘をつくことではありません。事実はそのままに、不満の裏にある「こうしたい」を先に話すことで、前向きな意思として伝わります。

全社をつなぐ「軸」を1本決めて話す

1社ずつ理由を説明すると、言い訳が重なって聞こえます。そこで、すべての転職に共通する「自分が仕事に求めるもの」を1本決め、それを軸に話を組み立てます。

  • 転職を通じて得たスキルや経験を1つ挙げる
  • それらを踏まえて、次にやりたいことを示す
  • なぜこの会社でなら実現できるのかを、具体的に結ぶ

最後に、長く働く意思の根拠を添えると説得力が増します。「長く働きたい」と言うだけでなく、今回は何を基準に会社を選んだのかを話せるようにしておきます。

転職回数が多い人がやりがちな3つのNG

  • 転職回数や短期の職歴を隠す:入社後に判明すると信頼を失います。記載したうえで理由を説明するほうが安全です
  • 前職の批判で退職理由を説明する:事実でも、聞き手には「うちでも不満があれば辞める人」と映ります
  • 内定を急いで条件を妥協する:条件を飲んで入社しても、合わなければ短期離職が重なり、次の選考でさらに不利になります

とくに3つ目は、焦っているときほど起こります。回数が増えるほど「次こそ決めたい」という気持ちが強くなりますが、内定の数ではなく、続けられる職場かどうかを基準に比べてください。

職種によっては転職回数が選考であまり問われない場合もあります(リクルートエージェント、マイナビ転職の解説より)。応募先を選ぶ段階で、回数への許容度を確かめておくと無駄な不採用を減らせます。

転職回数に不安があるなら転職エージェントで事前に相談する

転職回数が多い人にとって、転職エージェントは書類の添削と応募先選びの両方で役立ちます。

  • 職務経歴書の見せ方を、第三者の視点で添削してもらえる
  • 面接で想定される質問と、転職理由の伝え方を事前に練習できる
  • 応募先ごとの採用傾向を担当者に確認できることがある

ただし、担当者によって得意分野は異なります。気になる点は遠慮せず伝え、回数への不安も隠さずに話してください。そのほうが、応募先の提案が現実的になります。

まとめ|転職回数が多い人が押さえる4つのポイント

  • 転職回数が多いとされる目安は、20代で3回、30代で3〜5回前後(一部企業の人事担当者のコメント)
  • 採用担当者の37.0%は回数を気にせず、40代では3人に1人が転職3回以上
  • 見られているのは回数より、定着性・一貫性・再現性の3点
  • 書類はキャリア式と職務要約の軸で、面接は不満を「実現したいこと」に言い換えて伝える

回数は変えられませんが、見せ方は今日から変えられます。まず職務経歴書の冒頭に、自分の軸を一文で書いてみてください。

転職回数が多いことに関するよくある質問

転職回数は何回までなら大丈夫ですか?

何回までなら問題ないという統一基準はありません。人事担当者のコメントでは、20代で3回、30代で3〜5回前後から多いと感じるという声があります。一方で、採用担当者の37.0%は回数を気にしないと回答した調査もあり、企業や職種によって受け止め方は異なります。

転職回数を少なく書いてもいいですか?

避けてください。正社員として在籍した会社を意図的に省くと、入社後に判明した際に信頼を失います。応募先と関わりの薄い会社は、社名・在籍期間・職種を簡潔に書き、近い経験を持つ会社に実績を集中させる方法がおすすめです。

派遣やアルバイトも転職回数に含まれますか?

数え方は企業によって異なります。一般的には正社員として在籍した会社の数から1を引いた数が目安ですが、契約社員や派遣を含めて見る企業もあります。職務経歴書には雇用形態を明記し、面接で聞かれたら事実を答えられるようにしておきます。

40代で転職回数が多いと不利になりますか?

40代では3回以上の転職経験者が3人に1人(33.5%)という調査結果があり、珍しい経歴ではありません。ただし年齢が上がるほど、各社で積み上げた実績と、キャリアの一貫性を具体的に示すことが求められます。

1年未満で辞めた会社も書く必要がありますか?

書く必要があります。在籍期間の短さは回数以上に気にされることがあるため、短期離職の理由は前向きな言葉で、簡潔に説明できるよう準備してください。