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【2026年版】一級建築士合格に強い国公立大学ランキング合格率・合格者数を徹底比較

この記事では、2025年度(令和7年度)の最新データをもとに、合格者数・合格率・偏差値の3軸で一級建築士試験に強い国公立大学ランキングを比較します。

目次 閉じる

  1. 一級建築士試験に強い大学とは?国公立が選ばれる3つの理由
  2. 【2025年度版】一級建築士の合格者数が多い国公立大学ランキング
  3. 一級建築士の合格率が高い国公立大学ランキング
  4. 国公立大学の建築学科偏差値ランキング一覧【2026年版】
  5. 一級建築士合格を目指すなら大学選びで押さえるべきポイント
  6. 建設業界での転職におすすめの転職エージェント
  7. まとめ:一級建築士国公立大学ランキングを踏まえた大学選び
  8. 一級建築士国公立大学ランキングに関するよくある質問
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一級建築士試験に強い大学とは?国公立が選ばれる3つの理由

先に見るのは、試験そのものの合格率です。

一級建築士試験の概要と合格率

一級建築士は、建物の設計・工事監理を行うための国家資格です。令和2年の法改正により、4年制大学の指定科目を修めた卒業者は実務経験なしで受験できるようになりました(免許登録には卒業後2年以上の実務経験が必要)。建設業の資格のなかでも最難関に位置づけられており、合格には大学在学中からの計画的な学習が欠かせません。

建設業の資格ランキング20選|おすすめの資格を難易度・年収・転職価値で徹底比較【2026年版】

2025年度(令和7年度)の試験結果は以下のとおりです。

試験区分受験者数合格者数合格率
学科の試験27,489名4,529名16.5%
設計製図の試験11,381名3,988名35.0%
総合合格率——約11.4%

出典:国土交通省「令和7年一級建築士試験『学科の試験』の合格者を決定」(学科の合格率16.5%)、同「設計製図の試験」の合格者を決定(設計製図35.0%、総合合格率11.4%。2025年12月24日発表)。

総合合格率は約11.4%です。学科16.5%、設計製図35.0%とあわせて、国土交通省が公表した数字です。

【2025年度版】一級建築士の合格者数が多い国公立大学ランキング

合格者数は、国土交通省の学校別データです。

国公立大学別・合格者数TOP10

2025年度(令和7年度)一級建築士試験における国公立大学別の合格者数ランキングは以下のとおりです。建築技術教育普及センターの公式発表データ(設計製図試験合格者ベース)をもとに集計しています。

順位大学名合格者数区分
1位千葉大学62名国立
2位横浜国立大学55名国立
3位神戸大学52名国立
4位九州大学49名国立
5位京都大学42名国立
6位信州大学40名国立
6位東京大学40名国立
8位熊本大学38名国立
8位大阪公立大学38名公立
10位名古屋工業大学37名国立

※出典:国土交通省「令和7年一級建築士試験『設計製図の試験』の合格者を決定」(2025年12月24日発表)。千葉大学62名、横浜国立大学55名、神戸大学52名は学校別の合格者数です。大学別の受験者数は公表されていません。

合格者数ランキングから読み取れること

合格者数のランキングで注目すべき点は、必ずしも偏差値の高い大学が合格者数トップではないという事実です。

  • 千葉大学が国公立トップの62名:建築学科の定員が比較的多く、首都圏に位置するため卒業生の母数が大きい。全体ランキングでも8位に入る安定した合格実績
  • 横浜国立大学・神戸大学も50名超え:都市科学部建築学科を持つ横浜国立大学が55名で2位、神戸大学は52名で3位と、都市型国立大学の教育レベルの高さが数字に表れている
  • 東京大学は合格者数より合格率が際立つ:定員が少ないにもかかわらず40名の合格者を輩出しており、合格率では他大学を大きく引き離す

「合格者数」は大学の規模に依存する側面が強いため、大学の実力を測るには次に解説する「合格率」と組み合わせて判断する必要があります。

国公立大学の建築学科が強い3つの理由

一級建築士試験の合格率ランキングを見ると、上位には国公立大学が多く並んでいます。その背景には以下の3つの理由があります。

  • 入学時の学力水準が高い:国公立大学は入試倍率・偏差値ともに高く、もともと学習能力の高い学生が集まりやすい
  • 研究・教育設備が充実している:国立大学法人は文部科学省の補助金等を受け、研究環境・図書館・CAD設備が整っている
  • 少人数教育で密度が高い:定員が私立大学より少ない分、教授との距離が近く、実習・演習が深められる

もちろん合格は大学だけで決まるわけではありませんが、良い環境で学ぶことが合格率向上に直結していることは、データが示しています。

一級建築士の合格率が高い国公立大学ランキング

この合格率は、公式の合格率ではありません。

合格率TOP10(国公立大学編)

「合格率」は、その大学の建築学科の実力をより正確に表す指標です。合格者数を在籍・卒業生数で割った値で、小規模校でも実力があれば高い合格率を示します。以下は国公立大学に絞った合格率ランキングです(総合資格学院の累計データ等をもとに集計)。

順位大学名合格率(目安)区分
1位広島大学約69%国立
2位名古屋工業大学約60%国立
3位熊本大学約60%国立
4位信州大学約56%国立
5位神戸大学約54%国立
6位九州大学約53%国立
7位京都大学約48%国立
8位大阪公立大学約46%公立
9位東京大学約42%国立
10位大阪大学約39%国立

※上表は総合資格学院の直近データ(令和7年12月24日時点)をもとにした参考値です。国土交通省は大学別の受験者数を公表していないため、この合格率は公式の合格率ではありません。計測方法や年度によって数値は変動します。

合格率が高い旧帝大・難関国立に共通する特徴

合格率上位の大学を分析すると、以下の共通点が浮かび上がります。

  • 構造・法規・設備など幅広い科目を体系的に学べる:学科試験の出題範囲を大学のカリキュラムでカバーしやすい
  • 卒業生の学習習慣が高い:入学時点でのポテンシャルの高さが、試験準備にも活きる
  • OB・OGネットワークが充実:先輩合格者からの勉強ノウハウ継承が活発
  • 就職先の建設会社・設計事務所が大手中心:会社として資格取得を支援する制度が整っている場合が多い

特に注目したいのが広島大学の圧倒的な存在感です。旧帝大でないにもかかわらず約69%という国公立大学トップの合格率を誇り、地方国立大学の中でも非常に優秀な建築教育を提供していることがわかります。

国公立大学の建築学科偏差値ランキング一覧【2026年版】

偏差値は入試の参考値で、合格者数とは別です。

偏差値ランキング上位16校

国公立大学の建築学科の偏差値ランキングは以下のとおりです(2026年度入試の参考値)。合格者数とは別の指標で、国土交通省の試験結果ではありません。

順位大学名偏差値
1位京都大学 工学部建築学科69
2位神戸大学 工学部建築学科68
3位大阪公立大学 工学部建築学科67
3位東京科学大学 環境・社会理工学院建築学科67
3位横浜国立大学 都市科学部建築学科67
6位北海道大学 工学部建築都市工学科66
6位東北大学 工学部建築・社会環境工学科66
8位大阪大学 工学部地球総合工学科65
8位名古屋工業大学 工学部建築・デザイン工学科65
10位筑波大学 芸術専門学群64
10位お茶の水女子大学 生活科学部人間・環境科学科64
10位名古屋大学 工学部環境土木・建築学科64
13位東京都立大学 都市環境学部建築学科63
14位九州大学 工学部建築学科61〜60
15位兵庫県立大学 工学部建築工学科60
15位奈良女子大学 工学部建築学コース60

偏差値から見る「コスパの良い」国公立大学

偏差値と一級建築士合格率を組み合わせると、入学難易度のわりに高い合格率を誇る「コスパの良い」大学が見えてきます。

大学名偏差値合格率(目安)コスパ評価
広島大学60〜62約69%★★★★★
信州大学55〜57約56%★★★★★
熊本大学57〜59約60%★★★★☆
名古屋工業大学65約60%★★★★☆
九州大学61〜60約53%★★★★☆

特に広島大学と信州大学は注目です。偏差値は旧帝大ほど高くなく、合格率の観点では難関国立大学に引けを取りません。受験戦略として「建築に強い国公立」を狙う場合は有力な選択肢です。

一級建築士として働くうえでは、出身大学だけでなく、資格取得後にどんな経験を積み、どの企業でキャリアを築くかも重要です。

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大学選びの次は「キャリア選び」

一級建築士合格を目指すなら大学選びで押さえるべきポイント

大学選びでは、試験科目と卒業後の進路を分けて見ます。

カリキュラム・研究室の充実度をチェック

大学を選ぶ際は偏差値だけでなく、一級建築士試験に直結する科目をカバーしているかを確認しましょう。試験科目は計画・法規・構造・施工・環境設備の5分野です。

  • 構造力学の授業が手厚い:構造科目は配点が高く、大学でしっかり学んでおくと学科試験の大きなアドバンテージになる
  • 建築法規・法令集への慣れ:法規科目は法令集の引き方に慣れが必要。大学の設計演習で建築基準法を扱う授業があると有利
  • 設計製図の演習量:製図試験に向けて、大学在学中に図面を大量に描いていると有利。設計課題が多い大学を選ぶこと

大学のシラバスや過去の卒業設計展示を見ると、どの分野に力を入れているかが分かります。オープンキャンパスでは在学生に授業の実態を聞いてみましょう。

卒業後の就職環境・資格学校との連携も重要

一級建築士は大学在学中に合格できる資格ではありません。卒業後の就職先と職場環境が合格率に大きく影響します。以下の点を大学選びと同時に意識しておきましょう。

建築設計事務所の年収に関する詳しい情報は下記の記事で詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。

  • 勉強時間が確保できる職場かどうか:大手ゼネコン・設計事務所は業務量が多い反面、資格取得支援制度(受験費用補助・勉強休暇等)が整っている場合が多い
  • 資格学校への通いやすさ:総合資格学院・日建学院など大手資格学校の講座を活用するケースがほとんど。都市部の大学の方が通いやすい
  • モチベーション維持の環境:同期・先輩が一緒に受験するような職場は、切磋琢磨できて合格率が上がる傾向にある

「どの大学に行けば合格できるか」だけでなく、「卒業後にどういう会社・職場で働くか」まで見据えた大学選びが、一級建築士への最短ルートです。

資格取得後のキャリアプランも早めに考えておくと安心です。一級建築士として働きやすい職場の選び方を知っておくと、大学選びの先にあるキャリアの見通しが立ちやすくなります。

建築設計の分野で転職を考える場合は、建築設計に強い転職エージェントを活用すると、資格を活かせる求人を効率的に探せます。

一級建築士は取得すること自体がゴールではなく、資格をどの会社・仕事で活かすかによって、その後のキャリアや待遇も変わります。

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一級建築士を活かせる仕事は?

建設業界での転職におすすめの転職エージェント

転職するなら、会社の規模だけでなく「今より条件が良くなるか」も確認しておきたいポイントです。

まとめ:一級建築士国公立大学ランキングを踏まえた大学選び

  • 一級建築士試験の総合合格率は約11.4%(2025年度)。学科試験は16.5%と低水準
  • 合格者数は千葉大学(62名)・横浜国立大学(55名)・神戸大学(52名)が国公立大学で上位(国土交通省公式発表)
  • 合格率では広島大学が約69%でトップ、続いて名古屋工業大学・熊本大学が約60%前後
  • 偏差値対比では広島大学・信州大学・熊本大学がコスパ優秀
  • 大学選びだけでなく、卒業後の就職環境・資格学校選びも合格率に大きく影響する

一級建築士を目指すなら、ランキングを参考にしながら自分の偏差値・地域・学びたい分野に合った国公立大学を選びましょう。大学在学中から資格取得を意識した学習を積み重ねることが合格の近道です。

すでに一級建築士を取得している方は、資格をより高く評価してくれる企業がないか確認してみるのも一つの選択肢です。

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一級建築士国公立大学ランキングに関するよくある質問

質問は、合格者数・合格率・偏差値に分かれます。

一級建築士の合格者数が最も多い国公立大学はどこですか?

2025年度(令和7年度)のデータでは、千葉大学が国公立大学の中で最多の62名を輩出しています。次いで横浜国立大学(55名)、神戸大学(52名)、九州大学(49名)が続きます。ただし、合格者数は建築学科の定員(卒業生数)に大きく依存するため、大学の絶対的な実力を測る指標としては「合格率」と組み合わせて判断することをお勧めします。

一級建築士の合格率が最も高い国公立大学はどこですか?

合格率では広島大学が約69%と、国公立大学の中でトップクラスです。次いで名古屋工業大学・熊本大学(いずれも約60%前後)、信州大学(約56%)、神戸大学(約54%)が続きます。広島大学は旧帝大でないにもかかわらずトップの合格率を誇り、建築教育の質の高さが際立っています。

国公立大学の建築学科と私立大学では一級建築士に有利なのはどちらですか?

合格率の観点では国公立大学が上位を占める傾向があります。一方、合格者数(絶対数)では私立の日本大学・東京理科大学・近畿大学が毎年トップです。どちらが有利かは一概にいえませんが、少人数教育・研究環境の充実・就職先の質という点では国公立大学に優位性があることが多いです。最終的には個人の努力と卒業後の職場環境が最も大きく影響します。

偏差値が低めでも一級建築士合格率が高い国公立大学はありますか?

はい、あります。広島大学(偏差値60〜62)は合格率約69%と国公立大学トップの実績を誇ります。また信州大学(偏差値55〜57)も合格率約56%と、偏差値の割に非常に高い合格率を維持しています。熊本大学も同様にコスパの高い大学として注目されています。

参考:一級建築士の年収について企業規模・年齢・独立別に解説した記事

参考:一級建築士の合格率・難易度を最新データで解説した記事