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転職に必要なもの|応募・退職・入社の書類と持ち物を段階別に整理

転職に必要なもの|応募・退職・入社の書類と持ち物を段階別に整理

この記事では、転職に必要なものを準備・応募・面接・退職・入社の5段階に分けて整理します。履歴書や源泉徴収票などの入手先、退職後の年金・健康保険の手続き期限、書類が届かないときの対処法もあわせて解説します。

転職に必要なものは5つの段階で整理すると漏れない

転職で必要になるものは、時期によって入れ替わります。応募前に要るのは連絡手段と職歴の整理、退職時には返却物と受け取り書類、入社時には公的な番号や税の書類です。

段階主に必要なもの揃える時期
準備個人用のメールアドレス、パソコン、スマートフォン、職歴のメモ応募を始める前
応募・書類選考履歴書、職務経歴書、送付状(郵送の場合)応募の時点
面接応募書類の控え、筆記用具、Web面接の環境面接の前日まで
内定〜退職労働条件通知書、退職届、返却物、離職票・源泉徴収票退職日の前後
入社雇用保険被保険者証、基礎年金番号がわかるもの、源泉徴収票ほか入社日まで

応募書類に意識が向きがちですが、つまずきやすいのは後半です。源泉徴収票や離職票は退職後に会社から届くため、自分で動かないと手元に来ないまま、入社日や失業給付の手続きが迫る場合があります。

提出を求められる書類は会社ごとに異なります。内定後に届く案内を最優先にし、この記事は「何が必要になりうるか」の全体像として使ってください。

【準備段階】転職活動を始める前に必要なもの

  • 個人用のメールアドレス(キャリアメールは受信設定の影響で、企業からのメールが届かないことがあるため、フリーメールが無難です)
  • パソコン(書類の作成、応募、Web面接で使います)
  • スマートフォン(電話やメールの連絡を日中に受けられるようにします)
  • 日程の管理手段(応募・面接の日程は短期間に重なりやすくなります)
  • 職歴のメモ(会社名、在籍期間、担当業務、数字で示せる実績)

在職中に活動するなら、会社から支給されたパソコンやメールアドレスは使わないでください。履歴や通信の記録が会社側に残る可能性があり、転職活動を意図せず知られる原因になります。

お金の準備は「退職後にいくら出ていくか」から考える

退職後に活動する場合、給料が止まったあとも年金・健康保険・住民税の支払いは続きます。いずれも自分で納付する形に変わるため、生活費とは別に見込んでおく必要があります。

面接の交通費やスーツのクリーニング代も、複数社を受けると積み重なります。退職前に転職先が決まっていない場合は、収入が止まる期間の生活費と、自分で払う年金・健康保険・住民税の見込み額を先に出しておくと、退職時期を決めやすくなります。

【応募・書類選考】で必要なもの

  • 履歴書(紙で出す場合は証明写真を貼ります。印鑑は指定があるときのみ必要です)
  • 職務経歴書
  • 送付状(郵送の場合)
  • 資格の取得年月がわかる情報(資格欄を正確に書くため)
  • ポートフォリオ(デザインや制作系など、職種によって求められます)
  • 黒のボールペン(手書きの場合)

メールで書類を送る場合は、レイアウトが崩れないようPDFに変換して添付するのが一般的です。

在職中の応募では、職歴欄の締め方や連絡可能な時間帯の書き方で迷う人が多くいます。在職中の転職で履歴書をどう書くかを先に確認しておくと、書き直しが減ります。

求人によっては職務経歴書が不要とされていることもあります。出す・出さないの判断は、職務経歴書がいらない求人の見分け方が参考になります。

書類を1社分作り込むより、職務経歴書の土台を1つ作って応募先ごとに調整するほうが、応募のペースを落とさずに済みます。

【面接】で必要なもの

形式必要なもの
対面応募書類のコピー、筆記用具とメモ帳、求人票や企業の連絡先、印鑑(指定された場合)、ビジネスバッグ
Webパソコン、安定した通信環境、カメラ・マイク・イヤホン、指定された面接ツール、静かで背景が整った場所

応募書類は、提出したものと同じ内容の控えを手元に残しておきます。面接では書類に書いた内容を起点に質問されるため、履歴書や職務経歴書の記載と話す内容が食い違わないようにすることで、深掘りされても答えに詰まりません。

Web面接は、前日までに使用するツールの動作とマイクの音量を確認しておくと、当日のトラブルを防げます。

ここまで読んで「書類と手続きが多くて、在職中に1人で進められるか不安」と感じているなら、先に第三者へ相談する方法もあります。応募先の選び方や退職時期の考え方を整理してから動くと、やり直しが減ります。

【内定から退職まで】に必要なもの

内定が出たとき:労働条件を書面で受け取る

内定後は、給与・勤務地・入社日などが書かれた労働条件通知書を受け取ります。会社から求められた場合は、内定承諾書も提出します。

退職の意思を伝えるのは、労働条件を書面で確認してからにしてください。口頭の条件のまま現職に退職を伝えると、条件が違っていたときに戻れなくなります。

退職時に返すもの・受け取るもの

退職日には、返却物をまとめて渡し、受け取る書類の有無を確認します。退職願・退職届は、会社の書式や提出先の指定に従って用意します。

区分主な内容
会社に返すもの健康保険被保険者証(扶養家族の分も)、社員証、名刺、通勤定期券、制服・貸与パソコン・鍵などの備品、業務データ
会社から受け取るもの源泉徴収票、雇用保険被保険者証、離職票(失業給付を受ける場合)、年金手帳または基礎年金番号通知書(会社に預けている場合)、健康保険の資格喪失を証明する書類(国民健康保険に加入する場合に求められることがあります)

源泉徴収票や離職票が届かないとき

源泉徴収票は、所得税法により退職後1か月以内に会社が交付する決まりです。届かない場合は、まず人事・総務に交付時期を確認し、メールなど記録が残る形で催促してください。

離職票は、退職後に会社から届きます。会社から交付されない場合や連絡がつかない場合は、住居地を管轄するハローワークに問い合わせることができます。受け取りを後回しにせず、退職日までに「いつ、どの方法で届くか」を人事に確認しておくと、あとの手続きが止まりません。

【入社時】に必要なもの

書類ポイント
雇用保険被保険者証前職で受け取ったものを提出します。紛失した場合は、ハローワークで再発行の手続きができます
基礎年金番号がわかるもの年金手帳、または基礎年金番号通知書。番号が確認できれば足りる会社が多く、マイナンバーで代えられる場合もあります
源泉徴収票同じ年に前職の給与がある場合、転職先の年末調整で必要になります
マイナンバーがわかる書類マイナンバーカードなど。会社の案内に従って提出します
扶養控除等申告書会社から用紙を受け取って記入します
給与の振込先がわかるもの通帳やキャッシュカードの情報を、届出書に記入します
健康保険被扶養者異動届扶養に入れる家族がいる場合に提出します

会社によっては、健康診断書、住民票記載事項証明書、身元保証書、入社誓約書の提出も求められます。

年金手帳は2022年4月に廃止され、それ以降に初めて公的年金へ加入した人には基礎年金番号通知書が交付されています。入社案内に「年金手帳」とあっても、基礎年金番号が確認できれば足りるケースが多いため、手元にない場合は人事に代替できるものを確認してください。

退職から入社まで間が空くときの手続き

退職日と入社日の間が空く場合は、会社の健康保険と厚生年金から外れるため、自分で次の手続きを行います。

手続き期限・窓口主に必要なもの
国民年金退職後14日以内、市区町村の窓口基礎年金番号、退職日がわかる書類
国民健康保険退職後14日以内、市区町村の窓口健康保険の資格喪失証明書など(自治体により異なります)
雇用保険の基本手当住居地を管轄するハローワーク離職票(-1、-2)、マイナンバーがわかる書類、本人確認書類、写真2枚(マイナンバーカードの提示で省略可)、本人名義の通帳またはキャッシュカード
住民税退職の時期によって、給与天引きの継続か自分での納付かが変わります自治体から届く通知

国民健康保険は、届出が遅れても加入の資格は職場の健康保険を外れた日にさかのぼります。届出を後ろにずらしても保険料の負担は消えず、期間分をまとめて納めることになるため、早めに窓口へ行く方が負担が読みやすくなります。会社の健康保険を退職後も続ける任意継続という選択肢もあり、こちらは申請期限が短いので、加入していた保険者に確認してください。

失業給付は、2025年4月以降の自己都合退職では、給付制限の期間が原則1か月に短縮されました。過去の退職回数などで扱いが変わる場合があるため、受給の見込みはハローワークで確認してください。転職先が決まっていて空白期間がないなら、離職票は不要です。

書類を揃えながら、退職時期や応募先の絞り込みで迷っている場合は、専任のアドバイザーに相談する方法もあります。手続きの段取りも含めて第三者と整理しておくと、退職後の空白期間を短くしやすくなります。

まとめ

転職に必要なもののまとめ

  • 準備:個人用メールアドレス、パソコン、スマートフォン、職歴のメモ
  • 応募:履歴書、職務経歴書、送付状(郵送の場合)
  • 面接:応募書類の控え、筆記用具、Web面接の環境
  • 退職:返却物の整理と、源泉徴収票・離職票・雇用保険被保険者証の受け取り
  • 入社:雇用保険被保険者証、基礎年金番号がわかるもの、源泉徴収票ほか
  • 空白期間:国民年金・国民健康保険は退職後14日以内に手続き

書類は退職後に届くものほど、退職日までに受け取り方法を確認しておくと間に合います。

転職に必要なものに関するよくある質問

転職で必要な書類は、応募時と入社時でどう違いますか?

応募時は履歴書と職務経歴書が中心で、必要に応じて送付状やポートフォリオを添えます。入社時は、雇用保険被保険者証、基礎年金番号がわかるもの、源泉徴収票、マイナンバーがわかる書類など、手続きに使う書類が中心です。会社ごとに異なるため、内定後の案内を確認してください。

源泉徴収票が退職後に届かない場合はどうすればよいですか?

源泉徴収票は、所得税法により退職後1か月以内に会社が交付する決まりです。まず人事・総務に交付時期を確認し、メールなど記録の残る形で催促してください。それでも届かない場合は、税務署に相談する方法があります。

年金手帳をなくしました。入社時はどうすればよいですか?

年金手帳は2022年4月に廃止されており、基礎年金番号が確認できれば足りる会社が多くなっています。基礎年金番号通知書やマイナンバーで代えられるかを、入社先の人事に確認してください。

離職票は転職のたびに必要ですか?

離職票は、雇用保険の基本手当(失業給付)を申請するときに使う書類です。転職先が決まっていて空白期間がなく、失業給付を受けない場合は、使う場面がありません。退職後に空白期間ができる場合は、受け取っておくと安心です。

退職してから入社までが1か月空きます。何を優先して手続きすればよいですか?

優先するのは、退職後14日以内が期限の国民年金と国民健康保険です。次に、失業給付を受けるならハローワークで離職票を使った手続きを行います。住民税の納付方法は、自治体から届く通知で確認してください。