ジョブリー
年収診断する
カンタン・30秒で完了

【2026年版】建設機械メーカーランキング世界・国内の大手企業を徹底比較

建設機械業界は、日本メーカーが世界市場で圧倒的なシェアを誇る、日本が誇るグローバル産業のひとつです。
この記事では、世界・日本の建機メーカーランキングを売上高・シェアベースで比較し、各社の強みや平均年収、転職時に押さえておきたいポイントを紹介します。

目次 閉じる

  1. 【売上高】建設機械メーカーの世界ランキング
  2. 日本の建設機械メーカーランキング【国内売上高比較】
  3. 日本の建機メーカーが世界で強い理由
  4. 建設機械メーカーへの転職・就職ポイントと平均年収
  5. まとめ
  6. 建設機械メーカーに関するよくある質問
目次へ

【売上高】建設機械メーカーの世界ランキング

2026年7月現在(2025年度売上高ベース)のトップ10を確認します。

世界トップ10社の売上高ランキング一覧

順位企業名国売上高(概算)主力製品
1位キャタピラー
(Caterpillar)
アメリカ約375億ドル油圧ショベル・ブルドーザー全般
2位コマツ
(Komatsu)
日本約271億ドル油圧ショベル・鉱山機械
3位徐工集団
(XCMG)
中国約142億ドルクレーン・ショベル
4位ジョン・ディア
(John Deere)
アメリカ約132億ドル土工機械・建設機械全般
5位リープヘル
(Liebherr)
ドイツ約127億ドルクレーン・ショベル
6位三一重工
(Sany)
中国非公開コンクリートポンプ・ショベル
7位ボルボ建設機械
(Volvo CE)
スウェーデン非公開ショベル・コンパクト機械
8位日立建機
(Hitachi CM)
日本約93億ドル中・大型油圧ショベル
9位JCBイギリス非公開バックホー・ローダー
10位サンドビック
(Sandvik)
スウェーデン約69億ドル採掘・岩石掘削機械

出典:KHL「Yellow Table 2026」(International Construction、2025年度の建設機械売上)。1位キャタピラー、2位コマツ、3位徐工集団、7位ボルボCE、8位日立建機。売上高は建設機械部門の概算値です。

世界首位はキャタピラー(CAT)—シェア約16%の圧倒的存在感

1925年設立のキャタピラー(Caterpillar Inc.)は、世界市場シェア約15.2%を誇る、建設機械分野の絶対的世界王者です。黄色(イエロー)のボディカラーは世界中の建設現場で親しまれており、「CAT(キャット)」ブランドとして圧倒的な認知度を誇ります。

油圧ショベル・ブルドーザー・ホイールローダーなど建設機械全般に加え、鉱山用大型機械でも独走状態です。建設機械だけでなくエンジン・金融サービスも展開する総合インフラ企業として、2025年度の建設機械部門売上高は約375億ドルに達しています。

  • 世界市場シェア:約15.2%(首位)
  • 本社:アメリカ・テキサス州
  • 主力製品:油圧ショベル・ブルドーザー・ホイールローダー・鉱山用機械
  • 2025年度建設機械部門売上:約375億ドル

日本勢・コマツは世界第2位—「スマートコンストラクション」で差別化

コマツ(小松製作所)は世界第2位の建設機械メーカーです。1921年創業の老舗ながら、ICT・AI技術への投資を積極的に進め、現在では売上の約80%以上を海外で稼ぎ出しています。

小松製作所の年収に関する詳しい情報は下記の記事で詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。

  • 世界市場シェア:約11.0%(2位)
  • 本社:東京都港区
  • 主力製品:油圧ショベル・ブルドーザー・ホイールローダー・鉱山機械
  • 2026年3月期連結売上高:約4兆1,328億円(過去最高)
  • 海外売上比率:約80%以上

急成長する中国メーカー—徐工集団・三一重工の台頭

近年の世界ランキングで最も注目すべき変化は、中国メーカーの急速な台頭です。徐工集団(XCMG)は世界3位、三一重工(Sany)は6位に食い込み、かつて日欧米が独占していた上位圏に中国勢が存在感を拡大しています。

中国国内の旺盛なインフラ需要を背景に規模を拡大し、東南アジア・中東・アフリカなど新興国市場でもシェアを急拡大しています。ただし、精密な油圧制御技術やアフターサービス体制の充実度では、日本・欧米メーカーが依然として優位性を保っています。

日本の建設機械メーカーランキング【国内売上高比較】

日本には世界水準の建設機械メーカーが複数存在します。まずは国内主要メーカーを売上高順に一覧で確認しましょう。

順位企業名売上高(直近決算)世界ランク強みの機種
1位コマツ(小松製作所)約4兆1,328億円世界2位油圧ショベル・ブルドーザー
2位クボタ※約3兆189億円—ミニバックホー(小型ショベル)
3位日立建機約1兆4,055億円世界8位中・大型油圧ショベル
4位コベルコ建機約3,800億円—クレーン・低燃費ショベル
参考ヤンマーHD非公開(非上場)—小型建機・コンパクトショベル

※クボタは農業機械・エンジンなど建機以外の事業を含む全社売上高です。建機部門は6,253億円(2025年12月期)です。

出典:コマツの連結売上高4兆1,328億円は2026年3月期決算(米国基準)。日立建機の売上収益1,405,493百万円は2026年3月期決算(IFRS)。クボタの全社売上高3兆189億円と建機6,253億円は2025年12月期決算説明資料。

建設機械リース会社のランキングに関する詳しい情報は下記の記事で詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。

コマツや日立建機など大手メーカーは魅力的ですが、建設機械の経験を活かして好条件を狙える企業は大手だけではありません。

ジョブリー建設では、建設業界の求人を6万件以上取り扱っています。メーカーだけに絞らず、年収・休日・勤務地などから自分に合う企業を比較できます。

大手建機メーカーだけじゃない!

コマツ(小松製作所)—国内首位・総合建機の世界的リーダー

コマツは建設機械・鉱山機械・産業機械を幅広く手がける日本最大の建設機械メーカーです。油圧ショベル・ブルドーザーは世界的に高い評価を受け、北米・欧州・アジア・オーストラリアなど世界各地に販売・サービス網を展開しています。

コマツの最大の差別化ポイントは「スマートコンストラクション」です。ドローン測量→3D設計→ICT建機施工→管理・検査まで建設現場全体をデジタル化する独自のソリューションは業界に革命をもたらしており、また無人ダンプトラックシステム(AHS)は鉱山現場での安全性と生産性を劇的に向上させています。

  • 本社:東京都港区/設立:1921年
  • 強み:スマートコンストラクション・KOMTRAX(IoT稼働管理)・鉱山用無人ダンプ
  • 売上高(2026年3月期):約4兆1,328億円(過去最高)
  • 平均年収:859万円(2025年3月期実績)

コマツの職場環境や口コミの実態については、コマツがやばいと言われる理由の検証記事で詳しく解説しています。

コマツやばい コマツ やばい・ブラックと言われる4つの理由! 離職率・評判・口コミ解説

日立建機—油圧ショベルで世界トップクラスのシェア

日立建機は1970年に日立グループの建設機械部門として設立され、現在は独立した上場企業として世界市場で存在感を放っています。中・大型油圧ショベルにおいては世界トップクラスのシェアを誇る専門性の高いメーカーで、世界150カ国以上で事業を展開しています。

遠隔監視ソリューション「ConSite」は、建機の稼働状況を24時間リアルタイムでモニタリングし、故障の予兆を事前検知するサービスとして高い評価を受けています。世界ランクでは第8位に位置しています。なお、2027年4月には社名を「ランドクロス株式会社(LANDCROS)」に変更することが発表されています。

  • 本社:東京都文京区/設立:1970年
  • 強み:中・大型油圧ショベル、遠隔監視「ConSite」
  • 売上高(2026年3月期):約1兆4,055億円
  • 平均年収:約774万円(2025年3月期実績)

日立建機の年代別・役職別の給与水準については、日立建機の年収を詳しく解説した記事をご覧ください。

日立建機年収 日立建機の年収は774万円|コマツより低い?実態を解説

コベルコ建機—クレーンと油圧ショベルを両立する稀有なメーカー

コベルコ建機は神戸製鋼グループの建設機械メーカーです。クレーン技術と油圧ショベル技術の両方を持つ、業界でも数少ないメーカーとして独自の地位を確立しています。

特に「低燃費・低騒音」を追求した製品づくりに定評があり、環境規制が厳しい欧州市場でも高い評価を受けています。大型クレーンから都市部向けの低騒音ショベルまで、幅広いラインナップを持つのが強みです。

  • 本社:兵庫県神戸市/親会社:神戸製鋼所グループ
  • 強み:大型クレーン、低燃費・低騒音油圧ショベル
  • 主要市場:国内・欧州・北米・東南アジア
  • 売上高:約3,800億円規模

クボタ—ミニショベルで20年以上世界No.1を維持

クボタは農業機械メーカーとして知られていますが、ミニバックホー(小型ショベル)の世界販売台数では20年以上連続で世界No.1を誇る建設機械の巨人でもあります。小型機械の精密な加工技術と壊れにくい信頼性が、欧州・北米市場で特に高く評価されています。

クボタへの転職に関する詳しい情報は下記の記事で詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。

  • 本社:大阪府大阪市/設立:1890年
  • 強み:ミニバックホー(小型ショベル)世界No.1、コンパクト機械
  • 売上高(2025年12月期):約3兆189億円(建機以外含む全社)
  • 平均年収:約861万円(2025年12月期実績・全社平均)

ヤンマーホールディングス—小型建機のパイオニア

ヤンマーは農業機械・エンジンで知られますが、建設機械分野でも小型油圧ショベルやミニバックホーを展開しています。狭小地や都市部での工事に適したコンパクト建機の開発に強みを持ち、職人向けの使いやすさにこだわった製品が根強い人気を誇ります。非上場企業のため売上高の詳細は非公開です。

  • 本社:大阪府大阪市/設立:1912年
  • 強み:小型油圧ショベル・コンパクト建機の操作性・耐久性
  • 平均年収:約749万円(各種口コミ・調査ベース)

各メーカーの特徴を比較したら、次に確認したいのが、自分の経験・スキルなら実際にどんな企業を狙えるのかです。

建設業界専門のジョブリー建設なら、これまでの経験や希望条件をもとに、6万件以上の求人から自分に合った転職先を探せます。

あなたの経験ならどこを狙える?

日本の建機メーカーが世界で強い理由

なぜ日本の建設機械メーカーは世界市場でこれほど高いシェアを誇るのでしょうか?その背景には、技術力と革新性という2つの大きな柱があります。

高精度な油圧技術と圧倒的な信頼性

建設機械のパワーと精密な動きを生み出すのは「油圧システム」です。精密な動作制御と省エネ性能を両立した油圧技術は、日本メーカーのお家芸とも言えます。特に繊細な掘削作業や高所での精密作業において、日本製建機の制御精度は世界から高く評価されています。

また、日本の製造業が培ってきた「壊れにくい・長持ちする」というものづくりの哲学が建機にも反映されており、過酷な環境下でも安定して稼働する耐久性の高さが世界中で信頼されています。充実したアフターサービス・メンテナンス体制も、日本メーカーが選ばれ続ける大きな理由のひとつです。

ICT建機・スマート建機—建設現場のデジタル化をリード

日本の建機メーカーは、ICT(情報通信技術)を活用したスマート建機の分野でも世界をリードしています。代表的な取り組みをまとめます。

  • コマツ「スマートコンストラクション」:ドローン測量→3D設計→ICT建機施工→管理・検査を一貫してデジタル化するプラットフォーム
  • コマツ「KOMTRAX」:GPS・IoTで建機の稼働状況をリアルタイム管理。世界50万台以上の建機を遠隔監視
  • コマツ無人ダンプ(AHS):鉱山現場の無人運転ダンプトラックシステム。安全性と生産性を革命的に向上
  • 日立建機「ConSite」:建機の稼働データを24時間遠隔監視し、故障の予兆を事前検知してダウンタイムを最小化

こうしたICT・DX技術への積極的な投資こそが、中国メーカーとの最大の差別化ポイントとなっています。単に「機械を作る」だけでなく「建設現場全体をソリューションで変革する」姿勢が、世界市場での継続的な競争力の源泉です。

建設機械メーカーへの転職・就職ポイントと平均年収

建設機械メーカーは高い技術力を持つ製造業として、平均年収水準も業界全体の中で高めです。転職・就職を検討している方に向けて、主要メーカーの年収情報と転職時のポイントをまとめます。

主要メーカーの平均年収比較

企業名平均年収(目安)平均年齢備考
コマツ(小松製作所)859万円約41.5歳建機メーカー国内トップ水準
クボタ861万円約39.9歳農機・建機・エンジン全社平均
日立建機774万円約40.4歳上場企業・有価証券報告書ベース
ヤンマーHD約749万円非公開非上場・各種調査ベース
コベルコ建機約618万円非公開口コミ・クチコミサイトベース

出典:コマツ8,591,258円(2025年3月期)、クボタ8,609,216円(2025年12月期)、日立建機7,743,000円(2025年3月期)は有価証券報告書の平均年間給与(提出会社)です。掲載はコマツ、クボタ、日立建機。ヤンマーHDとコベルコ建機は有価証券報告書の平均年間給与ではなく、調査・口コミベースです。職種・勤続年数・役職で金額は変わります。

建設機械メーカーの年収に関する詳しい情報は下記の記事で詳しく解説しておりますので、是非ご覧ください。

コマツは平均年収859万円、クボタも861万円と、製造業の中でも特に高い水準を誇ります。建設機械メーカーは国内外に販路を持つグローバル企業が多く、語学力や海外駐在経験があると年収アップのチャンスが広がります。

職種ごとの収入差に関心がある方は、建設業の職人年収ランキングも参考になります。

建設業の職人年収ランキング|職種別TOP10と稼げる仕事の特徴を解説

建設機械メーカーは企業によって年収水準が異なります。今より高い年収を目指すなら、ランキングを見るだけでなく、実際に応募できる求人の年収まで比較することが重要です。

ジョブリー建設を利用した転職者の平均年収UP額は121万円。建設業界で培った経験を活かして、より高年収を狙える求人を探せます。

転職者の平均年収121万円UP!

建設機械メーカーへの転職で注目すべきポイント

建設機械メーカーへの転職を成功させるには、以下のポイントを意識することが重要です。

  • 技術系職種が中心:機械設計・電気・制御・生産技術などのエンジニア職が主な採用ターゲット。理系・工学系のバックグラウンドは強みになる
  • グローバル志向が評価される:売上の大半を海外で稼ぐ企業が多いため、英語力・海外赴任への意欲は高く評価される
  • 建設業界経験は武器になる:施工管理・現場監督などの建設現場経験者は、顧客の視点でICT建機の提案ができる営業・サービス職で重宝される
  • ICT・DX人材の需要が拡大:スマートコンストラクションなどデジタル化推進に伴い、ソフトウェア・データエンジニア・AI人材の採用を強化する動きが続いている

建設機械メーカーは安定した事業基盤を持つ一方で、グローバル競争・ICT化・脱炭素への対応など変革期にあります。業界の変化に柔軟に対応できる人材が、今最も求められています。

建設機械業界で転職するなら、メーカーの知名度だけでなく、自分の経験を高く評価してくれる企業まで比較することが大切です。

ジョブリー建設は建設業界専門の転職エージェント。6万件以上の求人を取り扱っており、転職者の平均年収UP額は121万円です。

建設業界専門・求人6万件以上!

まとめ

  • 世界1位はキャタピラー(CAT)、2位はコマツ(日本)。世界トップ10に日本から2社がランクイン
  • 中国の徐工集団がジョン・ディアを抜いて3位に浮上。三一重工(6位)と合わせ、中国勢の存在感が一段と増している
  • 日本国内ではコマツ・クボタ・日立建機が上位3社。特に油圧ショベルとミニショベルで世界トップシェアを誇る
  • 日本メーカーの強みは「高精度な油圧技術・信頼性」と「ICT建機・スマートコンストラクション」の2本柱
  • 建設機械メーカーの平均年収はコマツ859万円・クボタ861万円など高水準。グローバル・ICT人材の需要が拡大中

建設機械メーカーへの転職・就職を検討中であれば、業界に精通したキャリアアドバイザーへの相談が近道です。非公開求人を含む最新の採用動向を把握できます。

建設機械メーカーに関するよくある質問

質問は、世界順位と年収が中心です。

Q. 建設機械メーカーの世界1位はどこですか?

世界最大の建設機械メーカーは、アメリカのキャタピラーです。英国KHL社が発表する「Yellow Table 2026」によると、2025年度の建設機械部門売上高は約375億ドルで、世界市場シェアは約15.2%に達します。「CAT(キャット)」ブランドとして世界中の建設現場で圧倒的な認知度を誇り、2位のコマツに大きな差をつけています。

Q. 日本で一番大きい建設機械メーカーはどこですか?

日本最大の建設機械メーカーはコマツです。2026年3月期の連結売上高は約4兆1,328億円(過去最高)で、世界ランキングでもキャタピラーに次ぐ世界第2位を誇ります。油圧ショベルやブルドーザーなどの主要機種で高いシェアを持つほか、ICTを活用した「スマートコンストラクション」でも業界をリードしています。

Q. 建設機械メーカーの平均年収は高いですか?

建設機械メーカーは製造業の中でも比較的高い年収水準を誇ります。主要メーカーの目安として、コマツが約859万円(2025年3月期)、クボタが約861万円(2025年12月期)、日立建機が約774万円(2025年3月期)となっており、大手メーカーを中心に平均年収800万円超の企業も複数あります。グローバル展開する企業が多く、英語力や技術系スキルを持つ人材は特に優遇される傾向があります。

Q. 建設機械と重機の違いは何ですか?

「建設機械」と「重機」は一般的にほぼ同じ意味で使われます。正式には「建設機械」が業界・法律上の正式名称で、油圧ショベル(ユンボ)・ブルドーザー・クレーン・ホイールローダーなどの機械類の総称です。「重機」は建設現場などで使われる俗称で、特に重量のある大型機械を指すことが多いです。どちらも同じカテゴリの機械を指す言葉として理解して問題ありません。

参考:建築・建設業界の転職エージェントおすすめランキング18選